文部科学省課題解決型高度医療人材養成プログラム

NGSDプロジェクトは、平成30年3月31日をもちまして終了致しました。

プログラム概要

連携大学には遺伝子医療部門があり、下記のようにそれぞれ特色のある臨床遺伝医療を実践しています。各大学が作成するon the job トレーニングプログラムを、希望する専攻医に提供します。これにより多様で地域ごとでニーズの異なることが予想される難治性疾患マネジメントを担う高い能力を有する臨床遺伝専門医を養成します。

連携校の特⾊を⽣かした教育体制

主コース

多彩な臨床遺伝医療・医学をスタッフの一員として、じっくり研修する1年間コース

受講者は6大学のいずれかの遺伝子医療部門に所属し、1年間の on the job トレーニングプログラムに参加していただきます。その間、所属大学以外の4週間のトレーニングプログラムを2つ以上履修することになります。評価は研修記録・ログブックなどポートフォリオを基礎資料として、各大学の研修プログラム責任者が評価を行い、連携協議会で報告します。

教育の対象

履修科目

必修

1.各大学の遺伝子医療部門に所属し、指導医の指導を受けながら下記の業務に参加

遺伝学的診察・診療の実践 家系情報の聴取・記載・解釈、リスク判定
ゲノム解析・遺伝学的検査の
実践
確定診断、出生前診断、保因者診断、発症前診断、多因子遺伝におけるリスク診断、等における解析・検査を実体験するとともに、分析的妥当性、臨床的妥当性、臨床的有用性を評価を行う場面を経験する
遺伝カウンセリング 周産期、小児期、成人期、遺伝性腫瘍、神経疾患の全ての場面を経験し、ログブックを作成する
難治性疾患に対する遺伝学的
マネジメントを実践する
遺伝子情報に基づく最新の治療・ケアの方法を検索し、エビデンスに基づくマネジメント案を患者に提案する場面を経験する
認定遺伝カウンセラー養成
コース等の授業を受け持つ
指導教員の管理のもとで認定遺伝カウンセラー養成コース等の授業(講義、実習)を受け持つ

2.JST主催:統合データベース講習会
3.連携校との遠隔合同カンファレンス(毎月1回)への参加

選択必修

下記の4週間コースを2つ以上選択する。

信州大学 小児期・周産期・成人期にわたる包括的遺伝子診療への参加、マイクロアレイ染色体検査演習、治療開発研究演習、等
札幌医科大学 遺伝性腫瘍症候群の横断的な診療への参加、地域ネットワークの構築や運営への参加、等
千葉大学 遺伝学的検査のACCEの理解と基本手技習得、次世代シーケンサー体験、多職種からなるチーム遺伝医療への参加、等
東京女子医科大学 遺伝性神経筋疾患の診療への参加、conventional遺伝子検査から次世代シーケンス解析、患者登録キュレーター、医師主導治験の流れ、等
京都大学 遺伝子診療部における包括的遺伝子診療への参加、家族性腫瘍外来診療への参加、遺伝カウンセラーと協働するチーム医療への参加、院内ネットワーク構築や運営への参加、等
鳥取大学 遺伝子診断技術演習―含次世代シークエンサー解析技術、難病治療開発演習、難病診療演習、遺伝子診療への参加、等

インテンシブコース

多彩な臨床遺伝医療・医学のうちのいくつかの領域を短期間、集中的に研修するコースです。
詳しくはこちらをご覧ください。

インテンシブコースについて

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